ご依頼のきっかけ
築70年程の瓦屋根の車庫にて、積雪により軒先が崩れてしまったとご相談を頂きました。
点検に伺ったところ軒先の垂木が雪の重みで折れてしまっており、鼻隠しが備わっていない昔の建物ではとくに起こりやすい症状でした。
部分的な補修をご要望でしたので、損傷した垂木を組み直し、葺き直し工事にて対応させて頂きます。
施工前
こちらは施工前の様子です。
雪の重みで木部が歪んているのが分かるかと思います。
主な原因としては「雨漏りにより腐食してしまう」もしくは今回のケースのように「雪の重みで沈んでしまう」ケースが挙げられます。
屋根の重要部分である垂木が損傷した場合、補修するには屋根材を撤去し、防水のルーフィングシートから野地板まで剥がしてと、かなり大規模な工事となってしまいます。
今回は部分的な補修を行うため、歪んだ垂木を撤去し、再度組み直しを行います。
そして新たに野地板を張り付け、上からルーフィングシートを敷き込みます。
工程としては葺き直し工事と同じになります。
完工
最後に既存の瓦を葺き戻しせば完工です。
担当者のコメント
この度は「ミテラカワラ」にご依頼頂き誠にありがとうございます。
垂木の歪みは雨水の流れも悪くなり、非常に雨漏りしやすくなってしまいます。
それだけでなく、瓦の落下や部分的に倒壊してしまう恐れもありますので、十分気を付けなければいけません。
築年数により耐久性の偏りがありますが、降り積もって固まった雪は相当の重さに匹敵しますので、どんなご家庭の屋根でも気を付けたいのが雪害です。一級かわらぶき技能士を持つ代表自らが、点検と施工を行いますので、瓦屋根のお悩みはなんでも安心してお任せください。
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