ご依頼のきっかけ
この度は、ご依頼を頂きまして誠にありがとうございます。
築20年の瓦屋根のご住宅にて、劣化した谷樋の銅線を新しくステンレス製の線で巻き直しを致しました。
状態を確認させて頂いたところ、昔ながらの施工がなされており、谷樋が銅線で吊って固定されていました。
雨水によって銅線が錆びて劣化してくると、切れて大雪が積もった際にズレてきてしまいます。
施工前
銅線が切れてしまったことで、瓦がずれているのが分かります。
本来なら屋根瓦の端は一直線に綺麗に整っているはずですが、ぎざぎざとなっているのがずれている箇所です。
2枚目の写真では切れている銅線が確認できます。
施工中
谷樋周りの瓦の一時撤去
まずは古い銅線を切り、谷樋周辺の瓦を一時的に取り外します。
瓦の損傷は起こっていませんでしたため、そのまま既存のものを使い続けることが可能です。
参考サイト▷瓦ってどんな屋根材?特徴やメリット・デメリットを徹底解説
新しい番線で瓦の設置
こちらに写っているのが、新しいステンレス製の線です。
今回の屋根では伝統的な方式が用いられていて、このように屋根の土台部から線を引っかけ、樋を吊るすような形で固定されます。
瓦が正しい位置にきっちり固定されるよう慎重に作業を進めます。
公式サイト▷ミテラカワラ店の瓦工事について
左側の瓦が設置完了した様子です。反対側も同様に、行っていきます。
完工
以上で完工です。今回の施工期間は2日です。
乱れてしまっていた屋根瓦を、正しい位置に戻すことができました。
瓦の銀灰色も相まって、凛々しい空気感を放ってくれます。
ずれた箇所の隙間から雨水が侵入してしまう心配もなくなり、錆びに強い番線で耐久性も上がりました。
担当者のコメント
ステンレス製の銅線は、今回のように水で錆びるということがないので、銅線のようなスパンで「切れていないかな」と心配する必要もありません。
銅線だけでなく谷板金などにもステンレス製の製品があり、ある程度コストは掛かるものの、錆びないため耐久性ではかなり優れています。
弊社は瓦屋根のプロ一筋、お客様に最適な施工をご相談させて頂きます。
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